My Dearest

娘に。ハングフライヤーだった世界一のお父さんのこと

大きく羽ばたいて

「みなさん、大きく羽ばたいて下さい!」と校長先生。月並みと言えば月並みの表現で、幾度となく言われてきたけれど。親の立場になって聞くとまた違って聞こえるから不思議。本当に、そうあって欲しいと思う(念のため書いておくけど、あなたに空を飛ぶようになってほしいんじゃないから)。

カメラマンの方が写真を撮ってくれると。「お父さんは?お父さんも一緒に」って訊かれたから咄嗟に「死んじゃったの」って言っちゃった。ごめんなさい、気を悪くさせちゃって。悪気はなかったんだけど。当たり障りのない回答を準備しておけばよかった。申し訳なくて。ニコニコしながら大丈夫ですよって。泣きそうだったけど一生懸命我慢して。

泣かなかった。お父さんが褒めてくれたに違いない。

めずらしく早起きして朝から袴の着付けに美容院へ。いつもだけど時間ギリギリでバタバタと嵐のように過ぎ去り。もう少し優雅に過ごしたい・・・。ちょっと疲れちゃった。

今日の主賓のお嬢さまは、猫を背中に乗せてお昼寝中。それにしても、昔は小学校の卒業式で袴を着てる人なんかいなかったけど。今は男の子も含めて結構いるのね。